ミストラルコスメティクス
肌を変える洗顔と「守り」&「攻め」のスキンケア
ちょっとした話

蛇毒の次はクモ毒

「塗るボトックス」として有名な「アルジレリン(アセチルヘキサペプチド-8)」っていう成分がありますね。

ボトックスは注射でもってブスっといってSNAP-25と呼ばれる蛋白を切断するんですが、アルジレリンは塗る事で、「生体内の反応に先に手をつなぐ事で最大に出ていたボリュームをしぼっていく」というイメージです。
だから「塗るボトックス」と言われています。

花粉の時期なので、「レセプターブロック!」なんてCMを見かける時期ですが、A+B→Cみたいになるところに、A+β みたいなダミーのBを先にあてがうことで、反応させない的なやつです。

あとシワ系ではもうひとつ蛇の毒を模した「シンエイク(ジ酢酸ジペプチドジアミノブチロイルベンジルアミド)」ってのもありますよね。
シンエイクの方が、シワができる神経伝達メカニズムのちょっと遅いところで作用するんです。なので、アルジレリンの方が効きまっせ!!!と営業マンの方はよく言ってます(笑)
私もまだまだペプチドへの知識が浅い頃は、よくわかってなかったけど、今はどちらか一方と言われればアルジレリンかなと思ってます。
アルジレリンって、結構な量配合しないといけないのに対し、シンエイクは約半分ぐらいの量でいいので、そういうことで選んでる会社さんもあるかもですが。

で、この動物の毒を真似っこしたよ系にクモの毒が新たに加わったらしいよーーー(笑)

スイスの会社が、マレーシアで新発見された(!)クモの毒成分136種から無害なたんぱく質を同定し、HDB-243って名付けたらしーです。
神経伝達のどこに作用するのか文献ではさらっとしか書いてないからわからないんだけど、こういう研究ってほんと面白いなーと思って拝見しました。
そのうち「蜘蛛毒!」って見かけるようになるかもですね~

ちなみに、余談ですが、アルジレリンもシンエイクもシワの中でも「表情シワ」がターゲットで、まぁおでことか、目じりの笑いシワとか表情が動くときにできるシワが基本的にはターゲットです。

この表情ジワ、若いうちはついてもすぐに元通りになるからいいのですが、年齢を重ねていくと一度ついたシワが綺麗にもどらず、どんどんシワが深くなります。
一度紙を折ったらそこ、完全に折り目なし状態にはもうならないじゃないですか・・・
あ?ここなんかシワあるな~みたいな。それがどんどこ深くなるという。

特に眉間のシワは一度くっきり入ってしまうと、かなり難儀です。
普段自分で顔を見ている時はあんまり表情動かさないのでわかりづらいですが、人間って表情を動かしたときに年齢が・・・わかるもんなんですよ・・・

当然ボトックス注射の方がテキメンに効きますが、こういった化粧品原料もうまく使うと多少はよいのではないかと。

それでは~☆

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